みなさん、お疲れ様です!おはようございます!こんにちは!こんばんは!
もちゆうです!!
今回は”少年院から出た人の再犯率の実体”について書いていきます。
僕自身も少年院に3回入っており、2度再犯をしました。
再犯するのには理由が人それぞれあります。
なので再犯してしまう理由も含めて書いていきたいと思います。
そして、少しでも非行少年について理解を深めてくれたら嬉しいです。
少年院の再犯率は?
少年院から出た人の再犯率はどれくらいか?
どの程度の期間で再犯しているのか?
それらについて書いていきます。
少年院から出た人の再犯率
少年院から出た人の再犯率は下記の通りです。
グラフを見たらわかるように少年院を出て時間が経過するとともに再犯率が高くなっています。
特に、少年時代に非行をして少年院に入っていた人が大人になってから刑務所に入る確率も高くなっています。
約20%の人が少年院を出た後に再犯をして再び少年院か刑務所に入る結果となっています。
さらに5年以内に再入院した者のうち,約70%が2年以内に再入院しています。
再犯率は年々上昇しているのか?それとも下降しているのか?
少年院から出た少年の再犯率は年々上昇傾向にあります。
『近年少年犯罪が増えた』と言う声をよく聞きますが、実際のデーターでは減少傾向にあります。
しかし、再犯率は高まる一方です。
少年院の矯正教育に問題があるのか、社会に問題があるのか、その両方か調べようが無いのでなんとも言えませんが、僕が実際に体験した中で感じた事、思った事を書いていきたいと思います。
先に言っておくと僕の考え方は社会に問題があると思っています。
少年院から出てなぜ再犯するのか
年々増加している再犯率、そもそもなぜ再犯してしまうのか僕の実体験をもとにしながら書いていきます。
また、僕の周りでも再犯した人が多くいるのでその人たちの話も含めながら書いていきます。
少年院から出て再犯する理由
少年院から出て再犯する理由は人それぞれです。
非行少年が再犯する理由としては
・孤独になって昔の不良仲間と付き合ってしまう
・仕事が長続きしない
・お金に困ってしまう
・現実から逃げてしまう
・劣等感を強く感じてしまう
・家族に甘えてしまう
・不良として生きて行くと決めている
などなど
上記のような理由が多いです。
この中でも一番多い理由が
・孤独になって昔の不良仲間と付き合ってしまう
です。
少年院では昔の不良仲間と付き合ってはダメと教えられます。
なので不良仲間しかいなかった非行少年は付き合う仲間がいなくなってしまい、孤独を感じてしまい昔の仲間と付き合うようになってしまいます。
そして不良仲間と一緒に再び非行をしてしまいます。
少年院の教育に問題があるのか
では少年が再犯してしまうのは少年院の教育に問題があるでしょうか?
これは間違いです。
その理由としては
・少年院での教育には限界がある
・少年院の中では社会を想定してしか訓練できない
・社会に出た少年まで指導できない
・少年が過去にどんな事をしてきたか少年院側が把握しきれない
・少年の今までの考え方を約1年で変えるのは難しい
などなど
上記の理由を読めばわかるように、少年院での教育では限界があります。
ではどうすればいいのか?
それを次で書いていきます。
少年院の教育について知りたい人は記事を用意したので読んでみてください。
少年院から出て再犯を防止するためには
上記では少年が再犯してしまうのは少年院での教育に問題は無い理由を書きました。
ここではではどうしたら少年が再犯せず、立ち直ることができるのか書いていきます。
先に書いておきますが、少年の立ち直りには社会の協力が必要です。
少年が再犯しないためにできることは社会の協力です。
少年院では上記でも書いたように限界があります。
少年院の中だけでは立ち直ることは不可能で、少年院から社会に出て始めてスタートラインに立てることになります。
なので本番は社会なのです。
では社会の協力とはどんなことでしょうか?
年々増えてきてたのが、少年院に入っていた非行少年を雇う企業です。
非行少年の再犯の1番の原因は定職に就かないことです。
なので一般企業の協力が必要になります。
他にも、非行少年の理解です。
非行少年とはどんな人なのか、なんで非行をしてしまうのか、などなどです。
また、広くは知られていませんが、少年院の中でどんな生活をしているのか?
どんな教育を受けているのか?
どんな気持ちで社会に出ようとしているのか?
そんな事を知ってもらえるだけでも協力につながります。
そんなことが非行少年が再犯しないためには必要になってきます。
僕の場合はどうやって立ち直ったのか
では実際にこの記事を書いている『もちゆう』僕はどうやって立ち直ったのか書いていきます。
「これだけ能書きを書いているんだからしっかり立ち直っているんだよね?」
なんて声が聞こえてきそうなので書きました。笑
僕の場合はNPO法人クラージュと言う自立支援ホームに引き取ってもらい立ち直ることができました。
やりがいのある仕事を与えてもらい、気の合う仲間と仕事もプライベートも一緒に過ごしたおかげで立ち直ることができました。
他の自立支援ホームは少年院に3回も入っている人なんて引き取ってくれません。
書類を送っただけでNOと言う返事が来るほどです。
ですが、こうして引き取ってもらったおかげで僕は今こうしてブログで能書きを書けるくらいに成長しました。
僕一人の力ではなく、周りの人の協力があったからこそこうして生活できているのです。
NPO法人クラージュについてはこちらを読んでみてください。
僕が立ち直った理由について詳しく知りたい人は記事を用意したのでそちらを読んでください。
少年院から出て再犯する人としない人の違い
ここまで書いてきましたが『そもそも少年院を出て再犯しない人もいるのに何で再犯する人もいるの?』
なんて思う人もいると思うので最後に再犯する人としない人の違いを書いていきたいと思います。
再犯しない人とする人の違い
再犯する人としない人の違いは以下の2つです。
守るべきものがあるかどうか
新しい生き方をしようとしているかどうか
です。
1つずつ説明していきます。
守るべきものがあるかどうか
守るべきものとは、家族、友人、地位、名誉、立場、責任、恋人、人生、目標、などなどです。
自分にとって人生の中で大事にしようとするものです。
これがあるかどうかで再犯するか、しないかが大きく分かれます。
再犯する人の多くが再犯しても失うものがほとんど無い人が多いです。
そして自分の人生に絶望してしまっている人も多いです。
何でもいいので自分の大切なもの探してみてください。
必ずあるはずです。
新しい生き方をしているかどうか
新しい生き方とは今までの非行を繰り返す人生ではなく、何か目標を持ってそれに向かっているか、と言うことです。
再犯をしてしまう少年の多くが、元の不良仲間とつるんでしまっています。
そして新しい仲間を作り、新しい考え方、価値観を身に付けようとしません。
それではダメです。
新しい環境で、新しい仲間を作り、新しい価値観のもと、新しい目標を立てる必要があります。
これができるとほぼ再犯はしません。
新しい人生に挑戦する事をおすすめします。
もちゆうの感想
少年院から出た人の再犯率と言うテーマについて書いてきました。
どうでしょうか?
再犯率は高いと思いましたか?
それとも意外と低いと思いましたか?
どちらにせよ、再犯をしてしまっている少年がいるのが現実です。
なので少しでも協力して、再犯率を下げれると嬉しいです。
その一歩としてまずは非行少年や少年院について知ってもらえるとありがたいです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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